歯並びの治療というと、目立つ矯正装置をつけるというイメージが有ります。しかし、近年では、矯正歯科技術の発展とともに目立たない矯正方法が考案されています。その方法のひとつが、インプラント矯正というものです。これは、歯科用のインプラントを顎の骨に固定して歯を動かす治療です。
インプラントを骨に固定するので、初めての患者は怖いと感じる方が多いです。しかし、インプラントの植立は数分程度の施術で終わります。また、痛みもほとんどなく、矯正歯科治療後の腫れもないです。術後に痛みが出るケースは稀ですが、もし痛んでも2、3日で落ち着きます。
この治療方法のメリットは、歯並びを改善したい箇所だけ選択的に動かすことができることです。それと、多くの歯を同時に移動させられるので治療期間の短縮ができます。従来の矯正器具をつける治療では、歯と歯が互いに引っ張り合うことで歯並びが改善されていきました。この治療では、引っ張る歯と引っ張られる歯の両方の歯が移動してしまいます。
そのため、治療に時間がかかってしまいます。しかし、インプラント矯正は、1つの歯だけを動かすことができるので治療効果がとても早いです。インプラント矯正は便利な治療ですが、いくつかの注意点があります。まず、誰でも治療が行えるわけではありません。
特に子供の患者の場合、骨が未熟なので、インプラントが適合せず抜け落ちてしまいます。顎の骨が丈夫でないと適合しませんので、事前にきちんと医師と話し合うことが大事です。その他にも、施術から1週間の間は、歯ブラシでインプラントを清掃しないことです。外部から刺激を与えると、はずれる恐れがあるからです。
その間は、矯正歯科医院から渡された歯をきれいにする薬でインプラント周囲の汚れをきれいにしていきます。岡山の矯正歯科岡山の矯正歯科のことならこちら